家具選びのポイント

収納しやすい本棚の高さってどれくらい?文庫・コミック・雑誌サイズから考える最適寸法

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収納しやすい本棚の高さってどれくらい?

はじめての本棚選びや、買い替えを考えるときに意外と迷うのが「棚の高さ」。
せっかくおしゃれな家具を買っても、文庫が入らない、雑誌が飛び出す…なんてこともありますよね。

本棚選びで失敗しないためには、「所有している本のサイズを把握すること」が第一歩です。
この記事では、よく使われる本のサイズごとの寸法と、それに合わせた理想的な棚の高さ・奥行きをご紹介します。
Twigs&Dwarfでは、お客様の本のサイズに合わせて高さの調整を無料でオーダー対応していますので、その強みも活かしながらお話ししていきます。

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よく使われる本のサイズ一覧をチェックしよう

まずは、「どんな本をしまいたいのか」を明確にするところから始めましょう。
本と一口に言っても、文庫や新書、コミック、雑誌、図鑑などさまざまなサイズがあります。
それぞれのサイズを理解しておくことで、自分にぴったりの棚寸法を見つけやすくなります。

下で一般的な本の種類でサイズを表にまとめておきます。
すでにお持ちの本を収納したい場合は実際に測っておくと、間違いないサイズの本棚を見つけることができます。

本の種類サイズ(横 × 縦)厚みの目安
文庫本約105×148mm約15〜30mm小説、古典シリーズなど
新書約103×182mm約15〜30mm講談社現代新書、岩波新書など
コミック(B6)約128×182mm約20〜30mm一般的な漫画、少年誌など
単行本(四六判)約127×188mm約20〜35mm小説、ビジネス書など
A5判約148×210mm約20〜35mm同人誌、技術書、学術書など
B5判約182×257mm約20〜35mm教科書、薄めの雑誌など
雑誌(A4)約210×297mm約5〜15mm雑誌、写真集、カタログなど
図鑑・大型本250〜300mm以上厚め学習図鑑、美術書、大型絵本など

本のサイズに合わせた「理想の棚の高さ・奥行き」

本のサイズが分かったら、次はその本に合わせた「棚の寸法」を考えましょう。

Twigs&Dwarfでは、“本の高さ+指1本が余裕を持って入る程度(約3cm)”の隙間を取ることをおすすめしています。
ピッタリすぎる棚は確かに見た目がすっきりしますが、出し入れがしづらく、角が当たって本が傷むこともあります。

逆に、少し余裕を持たせておくとこのようなメリットがあります。

・背表紙がよく見える

・指が入りやすく、取り出しやすい

・通気性も確保できてカビ防止にも◎

余裕を取りすぎると無駄なスペースが生まれてしまうので、程よいスペースを確保するのが、正しい本棚のサイズの選び方です。

📌 本に合わせたおすすめの棚寸法(高さ×奥行き)は以下のとおりです

本の種類推奨棚の高さ推奨棚の奥行き
文庫本約17〜20cm約15〜18cm
新書約20〜22cm約15〜18cm
コミック(B6)約20〜22cm約18〜20cm
単行本(四六判)約21〜23cm約20〜22cm
A5判約23〜26cm約22〜24cm
B5判約28〜31cm約23〜25cm
雑誌(A4)約32〜35cm約25〜28cm
図鑑・大型本約35〜38cm以上約30cm前後

このように、本の種類に合わせた“ちょうどいい高さ”を知っておくと、本棚の使い勝手がぐんとよくなります。

本棚を選ぶ前に|まずは「持っている本の量とサイズ」を把握しよう

本棚のサイズを考えるとき、いきなり「どの棚がいいか?」を選ぼうとしがちですが、
まずやっておきたいのが、「今、どんな本をどれだけ持っているか」を整理してみることです。

本を整理するステップ

  1. 1. まずは本を全部出してみる
  2. 2. サイズごとにざっくり仕分け(文庫・雑誌・大型本…)
  3. 3. 頻繁に読む本と、もう読まない本を分けてみる

実際に並べてみると、「もう読まない本」や「なんとなく取っておいた本」が見つかることも多く、これを機に断捨離が進むこともよくあります。

結果的に、必要な本の量が減って収納スペースに余裕が生まれたり、
本棚自体をひと回り小さくできる可能性も出てきます。

本棚に本は8割収納する

さらに、本棚は「収納率8割」までに抑えるのが理想です。
というのも、本は気づかないうちにどんどん増えていくもの。
はじめからパンパンに詰めてしまうと、あとから増えた分を無理やり横置きしたり、
棚板の上に積み重ねたりして、見た目も機能も悪化してしまいます。

余裕を持たせて収納する本棚が使いやすい本棚ということです。

Twigs&Dwarfでは、「今の持ち物+これからの余白」を見据えた家具選びをおすすめしています。

収納のコツも大切|使いやすい本棚の配置ルール

棚の高さだけでなく、「本をどう配置するか」でも、快適さは大きく変わります。
Twigs&Dwarfでは以下のような配置ルールをおすすめしています。

★ 重い本(図鑑や大型本)は下段へ置く
 → 棚の下の方に重い本を配置すると、本棚全体の重心が安定して倒れにくくなります。
 → 地震対策としても有効ですし、小さなお子さまのいるご家庭では特に安心です。

★ よく使う本は“目線の高さ”に
 → 日常的によく読む本や、取り出す頻度が高いものは目線〜胸の高さあたりの棚に配置しましょう。
 → 立ったときに自然に手が伸びる場所にあると、無意識に使いやすくなります。

★ 上段は軽い本や飾り棚として活用
 → 背の高い本棚の上段には、軽めの本(文庫や写真集など)を置いたり、雑貨やグリーンを飾るとインテリア性がアップします。

こうした収納の工夫を取り入れるだけでも、本棚は“見せる収納”として一段と魅力的になります。

Twigs&Dwarfの本棚を紹介

ここでTwigs&Dwarfの商品を一部紹介します。

こちらの商品ははすでにサイズ等決まっていますが、商品をベースにオーダーをすることも可能です。
たとえば、大きめの本が多いので、棚板の枚数を減らして板の間隔を広くしたり、奥行きを広くするなどができます。

本棚 4段 高さ92cm幅70cm

高さ92cm×幅70cm×奥行き25cm
収納内高さ上三段20cm 下段23cm×奥行き23cm

奥行き25cmとスリムなサイズ感です。
上三段は高さが20cmなので、漫画や文庫本などをしまうのにちょうどいい高さ。
下段は23cmと少し大きめの単行本などを置くことを想定しています。

本棚 4段 高さ92cm幅70cmを詳しく見る

本棚(上部収納付き) 4段 高さ100cm幅70cm

高さ100cm×幅70cm×奥行き20cm
収納内高さ上三段20cm 下段23cm×奥行き18cm

奥行き20cmとよりスリムなサイズ感です。
奥行き20cmだと文庫本、新書、コミック、単行本などをしまうことができます。
上部が収納用のスペースが設けてあるので、写真などの小物を飾ることもできます。

本棚(上部収納付き)4段 高さ100cm幅70cmを詳しく見る

本棚 2段 高さ67.5cm 幅40cm

高さ67.5cm×幅40cm×奥行き25cm
収納内高さ上段31cm 下段31cm×奥行き23cm

全体の高さは低くし、各棚板の間隔を広くした本棚。
上下段ともに31cmの高さがあるので、雑誌やA4サイズの書類をしまうことができます。

本棚 2段 高さ67.5cm 幅40cmを詳しく見る

オープンシェルフ 幅90cm

高さ47cm×幅90cm×奥行き25cm
収納内高さ左側上下17.3cm 右側36.4cm 幅左42.3cm 右42.3cm

リビング用の収納に使用したい場合は脚付きのオープンシェルフもオススメ。背が低い分リビングでも圧迫感を感じにくく本を収納することができます。

オープンシェルフ 幅90cmを詳しく見る

Twigs&Dwarfでは“棚の高さオーダー”は無料対応

Twigs&Dwarfの本棚はすべて、オーダーメイド対応で製作しています。
特に棚の高さ・段数に関して、オーダーによる特別な費用は無料でカスタマイズできるのが大きな特徴です。

たとえば…

  • 「文庫用の高さで3段、下段だけ雑誌用に広くしてほしい」
  • 「B5判が入るように全体を少しだけ高くしたい」
  • 「あと2cm低ければ壁下にぴったり置ける」

こういったご相談、すべて無料で対応可能です。
もちろん、一点ずつ職人が手作業でお作りしていますので、“ありものを買う”のではなく、“暮らしに合わせて仕立てる”感覚でお選びいただけます。

🪵 「この場所にぴったりの棚がほしい」など、サイズや色のご相談はお気軽にどうぞ。
▶ オーダーのご相談ページへ

🪵どんなオーダーが可能なのか知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
▶家具のオーダーに関しての案内

まとめ|高さが合えば、毎日の本の出し入れがもっと快適に

本棚選びで迷ったら、まずは「どんな本を収納したいか」を見直すこと。
そのうえで、本より少し余裕をもたせた棚の高さにすることで、見た目にも機能にも満足できる本棚になります。

Twigs&Dwarfでは、本の種類に合わせた高さ調整が無料で可能。
職人が一つひとつ仕上げるオーダー本棚で、あなたの本の居場所を整えてみませんか?

Twigs&Dwarfの本棚を見てみる

ナチュラルな赤松集成材で仕立てた、サイズオーダー可能な本棚を多数ご紹介しています。
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