家具選びのポイント

チェスト・キャビネット・ラック・シェルフの違いとは?家具の種類をわかりやすく解説

naoto

名前が似ている収納家具、何がどう違う?

「チェスト」「キャビネット」「ラック」「シェルフ」。
どれも収納家具として耳にする名前ですが、違いをはっきり説明できる方は少ないかもしれません。
Twigs&Dwarfでも、「この名前ってどう違うの?」とよく聞かれます。

この記事では、まずは4種類の家具の違いをざっくり整理し、それぞれの特徴やおすすめの使い方を紹介。
後半では、「扉付き」「棚だけ」といった構造の違いによる“クローズ収納”と“オープン収納”の選び方やメリット・デメリットも解説していきます。

▶サイズオーダーできる木製家具はこちら
Twigs&Dwarfオンラインショップを見る

まずは全体の違いを比較しよう

名前引き出し棚板中が見える?主な用途
チェスト×××衣類・タオル収納
キャビネット△(補助)×食器・日用品
ラック××雑貨・本・植物
シェルフ××壁面や飾り棚

※「ラック=置き家具」「シェルフ=壁掛け含む棚」とされることもありますが、日本ではほぼ同義で使われる場面も多くあります。

チェスト|引き出し収納の代表格

チェストは、引き出しが縦に並んだ収納家具。 中身が見えず、分類収納しやすいのが特徴です。
上の写真では右側の引き出し部分がチェストとなります。
→キャビネット チェスト / 可動棚収納+引き出し

活躍するシーン

・寝室で下着や衣類を分類
・子ども部屋で服やおもちゃの収納
・クローゼット内の整理にもおすすめ

Twigs&Dwarfでは、衣類用チェストや高さ違いのコンパクトな収納など、オーダーに応じて製作可能です。

キャビネット|扉付きで見せない収納

→キャビネット / 可動棚付き 両開き扉収納

キャビネットは、扉がついていて中身が見えない収納家具。 棚板で仕切られた構造になっており、収納量も多く、多用途に使えます。
活躍するシーン

・リビングで生活感を隠す収納として
・ダイニングで食器やカトラリーの整理
・書斎で書類や道具を整然と収納

ラック|オープンで見せる収納

→スパイスラック2段

ラックは扉や引き出しがなく、棚板だけで構成された収納家具です。 中身がひと目で見え、取り出しやすいのが特徴です。

活躍するシーン

・リビングで雑誌や本、グリーンを並べてディスプレイ
・キッチンで調味料やカゴ収納に
・玄関で靴や鍵の一時置きに

Twigs&Dwarfではラックとシェルフは大きく違いを付けて家具に名前をつけることはなく、ネーミングや呼びやすさで使い分けていたりもします。

シェルフ|壁付けや空間を飾る棚

→スリムマスシェルフ30cm 2×3タイプ

シェルフは「棚」の総称ですが、特に「ウォールシェルフ」など、壁掛けや間仕切り的な使い方にも向いています。

活躍するシーン

・玄関や洗面スペースの壁面棚として
・寝室にお気に入りの写真や小物をディスプレイ
・子ども部屋で本やおもちゃの定位置に

キャビネット、チェスト、ラック、シェルフを簡単にわかるとしたら

このキャビネット、チェスト、ラック、シェルフ4種類の違いを解説しましたが、わかりやすく使い分けるとしたら、という点で簡単にまとめておきます。

キャビネット:扉のある収納家具
チェスト:引き出しのある収納家具
ラック:扉や引き出しのない見せる収納全般
シェルフ:棚を使った収納
※ラックとシェルフはほぼ同義と思ってよい。
例)オープンシェルフ、オープンラック

クローズ収納とオープン収納の違いもチェック

収納家具は「中身を隠す(クローズ収納)」か「見せる(オープン収納)」かで、暮らしやすさが変わります。 それぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。

クローズ収納のメリット・デメリット

メリット

・中が見えず、生活感を隠せる
・ホコリが入りにくく掃除がラク
・子どものいたずら防止にもなる

デメリット

・開け閉めが手間になる場合も
・中身が見えないため忘れがち
・扉の開閉スペースが必要になる

オープン収納のメリット・デメリット

メリット

・ひと目で分かり、すぐ取り出せる
・しまう手間が少なく、片付けが続きやすい
・風通しがよく湿気がこもりにくい

デメリット

・ホコリが溜まりやすい
・整理されていないと雑多に見える
・“見せる”意識が必要で見栄えを保つ手間もある

ちなみにですが、先に話したキャビネット、チェスト、ラック、シェルフを分けると、キャビネット、チェストがクローズ収納でラックやシェルフがオープン収納となります。

家具選びのポイント|「何を」「どこに」「誰が使うか」を明確に

収納家具を選ぶときは、まず「何を収納したいのか」、そして「どこに置くのか」「誰が使うのか」を考えることが大切です。

例えば

・生活感を隠したい → クローズ収納(キャビネットやチェスト)

・よく使うものをパッと取り出したい → オープン収納(ラック・シェルフ)

Twigs&Dwarfでは、棚板の高さや扉の有無、引き出しの数などを細かくオーダーできます。
「あと5cm低ければ…」「棚をもう1段増やしたい」といったご要望も、お気軽にご相談ください。

▶︎ サイズオーダーできる木製収納家具|暮らしにちょうどいい“私だけの棚”を職人が手作り

価格の違いにも注意|安さだけで選ばないのが正解

収納家具を選ぶ際、「どれが安いか」で比較されることも多いですが、構造によって価格帯には違いがあります。

一般的に
・棚板だけのラックやシェルフは、構造がシンプルなぶん価格も抑えめ
・チェストは引き出しがつく分、加工が多くやや高め
・キャビネットは扉付きながら、内部構造が比較的シンプルなため、チェストより価格を抑えやすい

このように、「引き出しの有無」や「構造の複雑さ」が価格に影響してきます。

ただし、収納家具は「安いから選ぶ」のではなく、“何をどうしまうか”に合っているかどうかを基準にするのがおすすめです。

たとえば、「少し高くても出し入れがラクな引き出しが便利」と思えばチェストを、
「中を隠せて見た目がすっきりする収納がいい」と思えばキャビネットを選ぶのが、結果的に満足度の高い家具選びにつながります。

まとめ|名前だけで選ばず、暮らしに合った家具を

チェスト、キャビネット、ラック、シェルフ。 似ているようで、それぞれ役割が異なる家具たち。
名前にとらわれず、「どんな収納をしたいか」「どう使いたいか」で家具を選ぶことで、暮らしがもっと整いやすくなります。

Twigs&Dwarfでは、お客様の暮らしにぴったり合う家具を一つひとつ手作業で製作しています。
毎日の「しまう」「使う」「片付ける」をスムーズにしてくれる家具を、ぜひ見つけてくださいね。

Twigs&Dwarfのオンラインショップ

木工職人で、元現場監督、そして整理収納を学んだ作家が作る木製の家具雑貨を多数紹介しています。
ぜひショップもご覧ください。
📎Twigs&Dwarfのオンラインショップ

🪵 「この場所にぴったりの棚がほしい」など、サイズや色のご相談はお気軽にどうぞ。
▶ オーダーのご相談ページへ

🪵どんなオーダーが可能なのか知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
▶家具のオーダーに関しての案内

記事URLをコピーしました