子ども部屋の本棚はどう選ぶ?|成長に合わせた高さと安全性を木工職人が解説

子どものための本棚を選ぶとき、「どれくらいの高さがいいの?」「長く使えるかな?」「安全性も気になる…」そんな悩みを抱える親御さんも多いと思います。
成長とともに変わっていく子どもの生活。 それに合わせて、本棚に求められる機能も少しずつ変化していきます。
このページでは、家具職人そして整理収納の視点から “成長に合わせて長く使える、安全で扱いやすい本棚の選び方”をご紹介します。
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子ども部屋の本棚に必要な3つの要素

- ・成長に合わせた高さやサイズの変化に対応できること
- ・子どもが自分で“しまえる”使いやすさがあること
- ・安全面への配慮がされていること
特に、毎日使う場所だからこそ、「使いやすい」と「安全」は両立したいところ。
背の高さや収納量は、年齢や生活スタイルによってどんどん変わるものです。 その変化に柔軟に対応できる“可動棚”や“軽くて移動しやすい素材”なども、実は見逃せないポイントなんです。
年齢別にみる本棚の使い方とポイント

未就学児(3〜6歳)|絵本が中心の時期
この時期は「絵本を好きになること」が何より大切。 本の“表紙”が見える面陳列型の収納は、子どもの興味を引き出すのに効果的です。
本棚の高さは60〜70cm程度が理想。 子どもが自分で絵本を出し入れできることが、片付けの習慣づけにもつながります。
また、角の丸みや自然素材の温かさも重要。 柔らかくて安心感のある本棚なら、親御さんも安心して使わせることができます。
小学生(6〜12歳)|図鑑・教科書・ノートが増える時期
入学と同時に、教科書やノート、図鑑、マンガなど扱う本のバリエーションが広がります。 A4サイズの図鑑や辞書が入る奥行き(25〜30cm)が必要になってきます。
収納の工夫としては、「重い本は下に」「よく使う本は目線の高さに」。 これだけで使いやすさが格段にアップします。
中学生〜高校生|参考書やワーク類が中心
勉強道具が増えると、収納力が求められるようになります。 この段階では、高さ90〜120cmの本棚が一つあると重宝します。
大きめの参考書やファイルを整理しやすいよう、 棚の高さや間隔が調整できる構造を選ぶのがおすすめ。
長く使うなら、インテリアとしても自然に馴染む、 シンプルで飽きのこない本棚が理想です。
安全性への配慮|地震や落下対策を考えよう

転倒防止には「背の低さ」+「固定」
まずおすすめしたいのは、高さ90cm以下のロータイプ本棚です。 重心が低く、安定性があるので地震の揺れにも強く、倒れにくいのが特徴です。
それでも心配な方には、壁に固定できるL字金具や転倒防止バンドの使用がおすすめ。
落下防止には「奥行きの確保」+「こぼれ止め」
意外と見落とされがちなのが、本そのものの「落下」です。 奥行きが浅いと収納のスペースが減るメリットがある反面、本が手前に倒れてくる原因になります。
転倒を考慮するのであれば、目安としては、図鑑やファイルがしっかり収まる25cm以上の奥行きがあると安心。
そして、重い本は下段・軽い本は上段に配置することで、 バランスが良くなり安全性もアップします。
子どもが“しまいやすい”ことが片付け習慣につながる

どんなに立派な本棚でも、“子どもがしまえない”と意味がありません。
ポイントは、「自分でできた!」の積み重ね。
大人の目線ではなく、子ども自身が扱いやすい高さ・構造であることが大切です。
シンプルでわかりやすい本棚の方が、習慣化しやすくなります。
お気に入りの色や素材なら、子どもも「自分のもの」として大切にしたくなる。 それが、片付けや整理の第一歩になるのです。
扱いやすさも大切|軽さと素材の安心感

子ども部屋の本棚は、掃除や模様替え、引っ越しなど移動の多い家具です。
だからこそ、「重くない」ことも大切なポイント。
Twigs&Dwarfでは、パイン集成材という比較的軽くて丈夫な木材を使用しています。 お子さまでも少しずつ動かせる軽さで、扱いやすさにも配慮。
さらに、天然木の手触りや、あたたかみのある質感も、子どもの感性にやさしく響きます。
👉 関連記事:無垢材・集成材・合板の違いとは?
長く使える可動棚で「成長にフィットする収納」を

子どもが成長するにつれて、本の種類や収納スタイルも変化していきます。 そんなとき便利なのが、棚の高さを自由に変えられる“可動棚”です。
絵本のように大きな本から、文庫本・教科書・参考書まで、 収納したいモノに合わせて棚の高さを調整できる柔軟さが魅力。
棚板の追加や取り外しもできれば、“その時々のベストな形”になります。
Twigs&Dwarfのオーダー本棚では、この可動棚にも柔軟に対応可能です。
Twigs&Dwarfの本棚なら

Twigs&Dwarfでは、子どもにも大人にも“ちょうどいい”家具を届けたいという思いで、 ひとつひとつの本棚を手作業で仕上げています。
・高さや幅のサイズオーダー無料対応
・安全な角の丸み加工や転倒防止の相談も可能
・軽くて扱いやすいパイン集成材を使用
・棚板は可動式で、成長に合わせて調整OK
長く使える家具は、暮らしに寄り添いながら子どもと一緒に育っていきます。
👉 関連記事:収納しやすい本棚の高さってどれくらい?
まとめ|“今”だけでなく“未来”にも寄り添う本棚を選ぼう
子どもにとって本棚は、ただ本をしまうだけの場所ではありません。
本との出会いや、片付けの習慣、自分だけの“お気に入りの場所”としても、大切な存在です。
安全で扱いやすく、成長に合わせて変化できる本棚なら、きっと長く愛用してもらえるはず。
Twigs&Dwarfでは、そんな本棚をお届けするために、 オーダーと手仕事の強みを活かしています。
子どもの今と未来に、ぴったり寄り添う1台を、ぜひ見つけてくださいね。
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